ゲーム終了後、美園までの帰り道。混乱をさけるためにホーム側、アウェー側の通路は塀で遮られていた。それでもなんとか途中の隙間からアウェー側の通路に入り、ベルギー人を捕まえて交渉。
ちょっと考えていたようだったが、マフラーを交換してもらった。「日本とベルギーが予選通過だ。」そんな言葉をかけて別れた。
過剰な警備に邪魔されたものの、これで少しは地元で試合をした意味があったと悦に入っていた。
が、しかし。
やはり混んでいたので、そのベルギー人からちょっと離れた距離でしばらく歩いていたのだが、そのベルギー人は俺が渡したマフラーをひょいと警備用の黄色いポストに置き、そのままスタスタと歩いていったのだ。
彼にとっては日本なんかと引き分けたことが許せなかったのであろう。
もし俺が普段のリーグ戦で相手チームのマフラーを渡されたらどうするか・・・。
あの時だけでも、笑ってマフラーを譲ってくれた彼に感謝しよう。


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